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総合的学習/磐梯・猪苗代エリアの案内人「いなわしろ伝保人(でんぽじん)」


■総合的学習のお手伝い
 伝保人が考える「総合的学習」には、2本の柱があります。

 1つは、
「人が人間らしく生きぬく力」を引き出すための学習です。
人はさまざまな体験を通じて多くの事を考え、また吸収することで、自ら「生きる力」を身につけようとします。それは費やした時間や中身にこだわるのではなく、体験という限られた時間から自然と身につくものだと考えます。
 今、世代は交代し、私たちは子供たちがこれからどんな環境の中で生きていくのか諮り知ることはできません。
 しかし、異なった環境の中で「人間らしく生きぬく力」そして「生きていく大切さ」は伝えなければなりません。過去に人間は道具を使うという生きるための出発点に立ち、より人間らしく生きるために、その道具の種類や手段を生み出していきました。その進歩こそが人間らしさの象徴なのでしょう。その経過してきた時間の中にこそ「人間らしく生きぬく力」が隠されているのではないのでしょうか?結果ばかり評価してしまいがちの現代、本当はその結果にたどり着くまでに生まれるもの、時には「豊かな感情」であり、又ある時は「とぎすまされた感」であったり、そこから生み出される知恵や発見こそが大切なのではないのでしょうか?

 2つ目は
「心の治癒力」を高めることです。
伝保人が考える「心の治癒力」とは、身体的にケガや病気を回復させる治癒力同様、精神的にやさしく心を包み込み癒してくれるものと考えます。
 例えば、悔しさを克服できる心・辛さから逃げない強さ・挫折から立ち直る力・豊かな人間性を育む感情や物事に対する判断力等、いわば「心のコントロール」をするための蓄えこそが「心の治癒力」と考えます。現代の子供たちに必要なのはこの部分ではないでしょうか?
 私たち伝保人は、この2本の柱を中心に、母なるもり森林(磐梯高原エリア)という豊かなフィールドを最大限に利用し自然や歴史、民俗文化などを題材に、伝保人というフィルターをとおしながら、わかりやすく子供たちの、「生きる力」「心の治癒力」を高めていくお手伝いが出来ればと考えています。
母なるもり森林の伝保人流総合的学習をぜひお試しになりませんか?

■総合的学習ってなんだろう?
 わたしたち伝保人は小学生の君達に質問します、無人島で君達は生きることができますか?
人間の長い歴史のなかで、人は生きるために最初の道具として火を手に入れました。何に使ったのでしょうね、暗い夜を明るくするため、寒いときに暖かく過ごすため、もちろん、獣たちから身を守るためにも使ったでしょうね。でも、君達ならどんな使い方をしますか?そして動物と人の大きなちがいってなんだろうね。
 ひとつの例として人間には犬や猫のようにジャンプできません、チ−タ−のように速く走れません、魚のようにずっと水中にいることもできません、鳥のように自分で空を飛ぶこともできません。でも、トランポリンを使えば高く飛べるし、自転車や自動車に乗れば速く走れます。酸素ボンベを使えば長く水の中にもぐっていられます、飛行機に乗れば高く飛べます。これってどういうことだろうね。
 人は長い時間をかけいろいろな「道具」を作りだし、また、さまざまな工夫をしてきた歴史があります。
今、どんどん便利になってきてるのは、そういうことの積み重ねの努力があったから便利になってきたのです。それが、文明、または文化の歴史なのです。
でも、そういうことの積み重ねをしなくなったら、また、知らなかったらどうなるでしょう。想像できるかな。
 人と動物の大きな違いは知恵や創造できる能力(ちから)を人から人へと教えたり伝えることがができることです。
 21世紀に生きていく君達は人が人として生きるため昔の人の知恵や工夫をしることが大切なのです。
それは「進歩する」という言葉です。この言葉の反対語はさてなにかな?わからなければ聞いてみよう、自分で調べてみよう。そのお手伝いをするのが私達伝保人です。

■治癒力(ちゆりょく)ってしってるかい?
 辞書にはこう書いてあります。けがや病気をなおすこと。
 君たちはナイフや包丁をつかったことはありますか?あぶないから使ったことがないんだって。じゃあ、なんであぶないのだろう、ものを切れるからあぶないんだろうね。まちがってひとを切ったり、大切な本やお気に入りの服をきってしまったらおこられるからね。でも、おいしい料理や木や竹をつかった工作には絶対つかうよね、なんでかな。
 ものには君たちとちがってこころがないよね。でもつかいかたが正しければこれほど便利なものはないね。正しいつかいかたを知っていればあぶないことはしないよね。これを「判断(はんだん)」といいます。道具をただしくつかうことを知ること、人に刃物を向けなければ便利ということを君たちはどうやってしるのでしょう。
 ちょっと痛いけども指をきったり、花火でヤケドをしたりすることがありませんか?こうしたことを繰り返しおぼえてきたからじゃないかな。こころの中でこうしたら便利、こうしたら危ないと判断できているからだろうね。それは、自分で自分をコントロ−ルができることということです。でも、こういうことは繰り返しおぼえなければならないし、また、教わることもひつようなのです。これを、けいけんをつむ、または体験するという言葉になります。
 伝保人は歴史、文化、自然とさまざまなことがらを君たちに知ってもらいたい、経験させたいそして21世紀を人として生きてほしい、こう願います。


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